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コラム

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  • 齋藤薫のボディコンシェルジュ
  • Vol.06

バレリーナのように美しく立てること、それだけで人は光を放つ。

Vol.06

バレリーナのように美しく立てること、
それだけで人は光を放つ。

白鳥のように繊細にして美しい動きを生むもの

少女の頃にバレリーナに憧れていた人は少なくないはず。そして、実際にバレエを習い始めた少女たちが、“もしも自分がプリマになったら真っ先に踊りたい”と思うのが、やはり「白鳥の湖」なのだろう。

きっと誰もが知っているストーリー。主演のバレリーナが一人二役で白鳥と黒鳥を踊り、特に妖艶で小悪魔的な黒鳥が、32回もまわり続けるグランフェッテという回転技は、女性ダンサーの最も高度なテクニックとしてあまりにも有名だ。全くぶれることなく、一本のつま先だけで回り続けるその超絶技巧は、見るたびに“人間の体はこんな凄い能力を持っているとのだ”と驚かされる。でも全く逆に、清楚な白鳥が王子と踊る「パ・ド・ドゥ」は、うっとりするほど繊細で優雅な動きが美しい。そしてとてもゆっくりした動きなのに、それこそ全身の隅々までに神経を行き届かせて、これしかないというほど見事なポジションからポジションへ、流れるような動きを見せるのはまた秀逸。本当に白鳥の動きに見えてしまうほど霊妙である。

そんなバレリーナの体の動きを見ていると、女性の体だけが持っている奇跡的な美しさと言うものに改めて気づかされる。言ってみればそれは、神様の贈り物。なぜなめらかなバストがあり、研ぎ澄まされたくびれがあるのか。なぜ脚はスラリと長く、腕は繊細なまでに細いのか。そして首筋が美しく“しなる”ことにも改めて目を奪われる。まさしく女性の体のデザインそのものが芸術、またその動きまでが驚くべき芸術性を持っている。それ自体を忘れていた気がするのだ。言い換えれば、女性たちはもともとそういう美しい体を与えられているのに、早々に諦めて放置してしまっている気がして、それではあまりにもったいないという思いに駆られたのだ。

女性の体は一瞬でも諦めてしまうと、ある意味タガが外れたように、あっという間に崩れていってしまう。心の緩みが、たちまち体の緩みにつながっていってしまう。そのことがどこかでちゃんとわかっているのに、年齢に負けて放置してしまっていた。そこに改めて、後ろめたさのようなものを感じたのだ。せっかくの女性の体、もう一度そのデザインを整え直してみなければと。

バレエのポジションにならってまず美しく立つこと

そこで思いついたのは、せっかくならば、バレエのポジションによって、崩れたラインを取り戻すこと。あの白鳥のように繊細にして美しい動きを支えているのは言うまでもなく、体幹。体の軸をしゃんとすること。実際のバレエは無理でも、基本の基本だけでも、ある目的は叶えられる。美しく立つことによって、プロポーションを整える小さなエクササイズである。覚えてほしいのは3つのポジション。

①ルルベ
まず両足を軽く揃えてどこかにつかまり、かかとを上げる。指の腹で地面を抑えつけるようなイメージで、指先側に体重をかけるのがコツとか。これを何度か繰り返して、だんだん回数を増やしていく。

②第1ポジション
バレエを始めて最初に覚えるのがこれ。かかとをぴったりとつけ、両脚も隙間が開かないようにぴったりとつけたら、つま先を90度以上の角度に広げる。想像するよりこれは辛い。でも例えば横断歩道で青信号を待つ時、歯を磨く時、思いついた時にこのポジションを取るような癖をつけると、おのずと姿勢が良くなり体がどんどん整っていくはず。

③第5ポジション
第1ポジションから、脚を前後に少しずらして、クロスさせていく。できれば前の足の踵が、後ろの脚のつま先に触れるまで、上から見て足と足が“く”の字を描くようにして立つだけ。

どのパターンでも、背筋を伸ばしてまっすぐに立つことが前提。上半身も真っ直ぐに保つコツとしては、両肩と鎖骨のラインを平行に保つようなつもりで、なおかつ肩が上がらないように力を抜くと、自然と首と背中が伸びてくれる。

補整下着×美しい立ち姿
それだけで美しい体は取り戻せる

つまりこれは、体をともかくまっすぐに伸ばして美しく立つためだけのエクササイズなのだ。激しいトレーニングなどしなくても、ただただ最も美しく立つことを心がけるだけで、自然に体が整っていくと言うこと。

言い換えればこれを続けるうちに背筋や腹筋を知らず知らず鍛えていくことになるので、いつの間にか体幹がついていく。筋肉をつけるのではなく、あくまでもしなやかで美しい筋肉が整っていく。それが美しいプロポーションにつながっていくのだ。そして立ち姿が美しいと、不思議なことにそれだけで視線を集めるはず。何か光を放つように人目を引くはずなのだ。まさに凛とした美しさとはこのことなのだろう。バレリーナの動きには遠く及ばなくても、美しく立つことがいかに大切か、それに気づくだけでも充分なのだ。

さらなるコツとして、同時に、体を外から美しく整える補整下着を身に付ける。想像してみてほしい。体の形そのものは補整下着が無理なく心地よく整えてくれる。どこも締め付けることなく、リンパの流れを滞らせることなく、形を驚くほど美しく整える下着が今や存在するのだ。

だからそれを丁寧に身に付けて、その上で美しい姿勢でまっすぐ立てること、それが同時に叶うだけで、清々しいほど美しく凛とした立ち姿になる。自分の体が自分の体でなくなったような感覚さえ覚えるかもしれない。しかもこれは年齢を問わない。補整下着×美しい立ち姿………いくつになっても諦めなくていい美しい体の作り方の、最も簡単で最も効果的なメソッドである。それができたら今度は本当にバレリーナの動きのように、1本1本の指先にまで神経を行き届かせて、美しい体の動きを意識すると、その人はまたさらに人目を引くことになるのだろう。美しいとはそういうこと。所作の一つひとつが目を奪うように美しい。それこそ年齢を言い訳に諦めてしまってはいけないもの。それもひっくるめて神様の贈り物なのだから。

美容ジャーナリスト/エッセイスト 齋藤薫

女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『大人の女よ!もっと攻めなさい』(集英社インターナショナル)他、『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。

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