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からだの知識 その④ダイエットの種類3

食事法や運動法を持続させる働きをするのが、行動法です。

3.行動法の基礎知識

ダイエットは従来、食事法や運動法、行動法などを組み合わせて対象者の意欲を維持しながら行われ、本人が主体的に自分自身で生活をマネジメントすることが求められます。しかし、個々に異なるライフスタイルの中、せっかく頑張って体重を落としても、長続きしなかったり、途中で挫折したりする方も多いのが現状です。このような場合に、食事法や運動法を持続させる働きをするのが、行動法です。「なかなかダイエットが続かない」「リバウンドしやすい」「職業柄、規則的な生活習慣を送ることが困難」など、該当する方はこれらの方法を行ってみましょう。

●セルフモニタリング(自己観察)
体重・食事・運動・日常の生活行動を記録し、そこから達成可能な目標を設定します。どこに問題があり、どのように対処すれば減量できるのかなど、最終的に本人が自分で考えられるようにすることが目的です。ダイエット中の体重測定は体重変動が気になってしまい、メンタル面に影響を及ぼします。変動に悩まされないためには、食事の影響が少ない一定の時間帯に測定することが大切です。一番良い時間帯は朝の飲食前です。

●ストレス管理
ストレスによって過食が引き起こされることがあります。ストレスの有無やその内容を把握し、それぞれの対処法について一緒に考えます。食事法や運動法自体がストレスになることもあるため、本人ができる範囲での目標設定が必要です。

●刺激のコントロール
身の回りにお菓子があったり、テレビでグルメ番組を見たりするといった刺激が誘因となり、間食や過食が誘発されます。目標とする芸能人のポスターや写真を見えるところに貼るなど、良い刺激を受ける環境をつくりましょう。

●問題点の抽出と解決
肥満者は、間食や運動不足、就寝時間が遅いなど、原料を阻害するような生活習慣上の問題点を抱えています。その問題点を見つけ、実施可能な解決策を一緒に考えて工夫する人が必要です。

●賞賛による行動の強化
小さなことでも褒めてもらいましょう。他人からの褒め言葉は意欲が高まります。また、家族や友人、同僚などによる励ましは、強力なモチベーションの向上につながります。

 

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